遠回りして家に帰りたい
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普段は日常に追われて、遠い将来のことを考えずにいる。
でも、時々、終の住まいはアメリカになるか、日本になるのか考えることがある。

もし、アリゾナを引き払って、いつか日本に帰ることになれば、その時には遠回りをして帰りたいと思う。できるだけ飛行機を使わず、地を這うようにして。

と、考え出したら妄想が広がってきた。

アリゾナを出発すれば、メキシコはすぐだ。中米を縦断して南米に行ける。アンデスの麓、テルメ・デ・パンキのダニエルは元気に温泉守をしているのだろうか。
ブラジルまで行けば、西アフリカまで飛行機で飛べるだろう。ギニアからマリへ。そしてサハラ砂漠を越えれば、モロッコのマラケシュにつけるかもしれない。
タンジールからフェリーでスペインに渡って、西へ向かえば、ヨーロッパ最西端のポルトガル。
そこからはユーラシア大陸を一路東へ。最後は台湾から海路で沖縄を経由して、遠回りの旅を締めくくりたい。
道々、立ち寄りたい友人たちのことや、昔訪ねた様々な場所のことが頭に浮かんでくる。

10年、20年後の世界はどんなになっているのだろう。シニア・バックパッカーがそこそこ自由に旅行できるような状況であってくれるのだろうか。

そして、夫婦ともに旅ができるような健康な体でいること。でっぱったおなかにそっと手をあててみる。

(つづく)

連日、ガザやウクライナ内戦のニュースが報じられている。たくさんの人たちが、自分たちには何の非もないのに、大きな不条理に巻き込まれて殺されている。こんな時に、のほほんと自分の将来の旅行のことなど妄想していていいのだろうかと、後ろめたさを感じながら、なにもできない自分がいる。

レンティル豆スープのバリエーションに挑戦
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週末に教えてもらって作ったスモーキートマト・レンティル豆スープ。
さっそく平らげてしまったので、残っていた素材で再度作ってみる。
水分が少ないと、シチューのように濃厚な感じになる。

なにか新しい味付けはないかな・・・・
そこで、お湯に中華スープの素を溶いて、そこにワンタンの皮を入れて茹でてみた。
最後にレモンジュースと塩少々でさっぱりと味付けをして、上記のスープをよそった上に追加してみる。その上に香菜をのせて、できました。

さっぱりとしたレモンの酸っぱみとワンタンのつるっとした食感が、下の層にあるちょっとこってりとしたトマト味のスープと、良いコントラストではないか。
料理はこういうアドリブがうまくいくとうれしい。


(つづく)

友人の愛読ブログ「インドでキャバクラ始めました(笑)」
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沼津マリーさんという、ちょっと怪しげな(マリーさん、すみません)名前の人がいるなんて知りませんでした。

学校を卒業するとほぼ同時に、なぜかゼロからインドでキャバクラを立ち上げるという、とっても珍しい体験を(多分)現在進行形でしている女性が、自身の体験を4コマ漫画でつづっている、というだけですごい!と思うのに、しかも「月火水木金更新」と表紙にでーんと書いている!

北海道に住む大学時代からの親友が教えてくれたので、読み始めてます。最新が156話だから、週5回だとすると現在32週目ということか。そんなことまで描いちゃって大丈夫、マリーさん?と、こっちがちょっとはらはらするほどだ。今んとこそれだけですが・・・面白いよ!

長い間眠っていたインド・東南アジア方面への旅心もむずむずと疼いてきたぞ。

(つづく)

インドでキャバクラ始めました(笑)
http://www.moae.jp/comic/indodekyabakura

簡単スープの作り方を教えてもらう
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土曜日の昼下がり、エリザベスがスープの作り方を教えてに来てくれた。今年の春、泊まりこみのアフリカンドラムのワークショップで、料理係として腕をふるってくれた際に出てきたスープがとびきりおいしくて、いつか教えてねとお願いをしていたのだ。

教えてくれたのは、ブロッコリーのスープとスモーキートマトとレンティル豆のスープ。どちらもベジタリアン。

「簡単なのがポイントよ。材料は5つまでにおさえるの」という。

ブロッコリーのスープに使う素材は、基本ブロッコリと水のみ。あとパルメザンチーズの固い縁一緒に入れて火にかける。にんにく、お醤油、塩、コショウで味付けを。
スープとスモーキートマトとレンティル豆のスープには、トマト缶(クラッシュト)とレンティル豆。味付けは、スモークト・パプリカ、唐辛子、レモンジュース、塩、コショウと香菜。最後にお好みでヨーグルトをトッピング。

にんにくは、殻のついたまま、包丁の腹でバンと叩いて潰すと、簡単に殻が取れるのよ。
豆にもいろんな種類があるけど、レンティル豆(とダール豆)は、短時間で調理できて便利よと。
レモンを絞るのにも特別な絞り器なんて使わない。種が入らないようにざるを片手で持って、その上からぎゅっと絞ればいいのよ。最後は親指突っ込んでほじるのよ。
お肉っぽい味わいを出すのには、スモークト・パプリカがいいわよ。
香菜は、洗ってからふんわりと元のプラスチック袋に入れ、袋を開けてままで冷蔵庫の野菜室に入れるともつわよ。

指南のひとつひとつが実用的で、ほんと勉強になりました。ふたつスープ作っても、最初から出来上がりまで、せいぜい40分くらいだったかな。

さっそく出来たてのスモーキートマトとレンティル豆のスープを頂きました。ごちそうさま。

(つづく)

【追記】

このサイトのレシピが簡単で役に立つわよ、ということで以下のサイトを教えてもらった。

Stone Soup ~Healthy Meals Made Easy
thestonesoup.com

殺すという言葉をオブラートでくるむ
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殺すという行為を、別の言い方でオブラートにくるむことに、なんとも言えない違和感を感じることがよくある。

犬や猫を安楽死させる場合、put to sleepという。眠らせると。ぼくはこの言葉が嫌いだ。

ウィンザー通信という、アメリカ東海岸に住む日本の方のブログを楽しみに拝読している。先日、飼猫ショーティーを最期まで看取った愛情に溢れた記録を読んで、目頭が熱くなった。

この秋で満11歳になるリリィとノラを横目でみながら、いつかくる別れに、ウィンザー通信のご家族のように最期まで看取ることができるだろうかと自問する。

ウィンザー通信
7月4日 別れ日
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/82d1ee6a3226a005098179d7711b239d

(第44回)

あ、ちょっと待って、といってホドリゴはぼくの鼻毛を切ってくれた
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ブラジルでのワールドカップサッカーも終わった。
ブラジルといえば、何年も前の話だが、今でも思い出しては、ちょっと幸せな気持ちになるエピソードがある。

ブラジル出身のホドリゴ君。前の職場の同僚だった。同じチームなので毎日顔を合わせていた。ある日、彼の小さなオフィスに入っていって、話しかけようとすると、「あっ、ちょっと待って」と言って、机の引き出しから小さなはさみを取り出した。なにかな、と思ったら「鼻毛がちょっと出てるよ」といって、そのはさみで僕の鼻毛をチョキンと切ってくれた。
何事にも明るく、ちょっとエッチでかわいいところがある。甘いマスクでなかなかのハンサムでもある。「日本語教えて」というので、「お尻、かわいい」とか「屁、こいてない」とか教えてあげたら、喜んで使ってくれていた。

ブラジルワールドカップの際には、一緒にブラジルに行こうといっていた彼。今は転職してフロリダに住む。どうしてるかな。

彼の40歳を祝うパーティーで、わざわざブラジルから訪ねてきてくれたお姉さんとツーショット。ちょっとピンぼけ。

(第43回)

犬とヨガ
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とにかく暑い。蒸す。
今朝は、愛犬たちとヨガをする。ポーズはひとつ、シャバサーナ(完全弛緩のポーズ)。全員上手にできました。

(第42回)

こんな写真を撮りたい〜その3〜
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勢い、もう一人。
先日、BBCのサイトに、今年度の優れたトラベル写真がおよそ5分のビデオクリップで紹介されていた。最後に紹介されていた英国の写真家、Timothy Allenの作品に目を奪われた(4:25あたりから)。Low light portraitsという言葉を初めて聞く。

http://www.bbc.com/news/magazine-28244946?ocid=socialflow_twitter

(第41-3回)

こんな写真を撮りたい〜その2〜
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最近出会ってココロに残った写真をもうひとつ記録しておきたい。ポーランドの写真家で、Sebastian Łuczywo(ちょっと名前が発音できない)。二人の子供を持つお父さん。田舎暮らしの家族のポートレートを、家族・飼い犬・鶏など総動員で、思わずほほえんでしまうような場面創っては、写真に収めている。写真を撮っているパパに向ける子供たちの視線や、全員参加の遊び心と手作り感に、暖かい感じがでてきる。


http://petapixel.com/2014/07/08/polish-father-captures-touching-portraits-family-around-rural-home/

(第41-2回)

こんな写真を撮りたい〜その1〜
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時々、はっと息をのむような写真に出会う。今日は、サラ・ウェブという写真家の作品を書き留めておきたい。感性が刺激される。


多くの作品の被写体はサラさん本人だという。汚れたすりガラス越しに撮ったような写真は、実際にそうやって撮ったのか、それとも画像処理で合成したものなのか。
おみごと。
(第41-1回)
集団的自衛権に基づく日本の武力行使に関するメモ
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7月3日放映のクローズアップ現代をYouTubeで観る。以下、動画のリンクとメモ書き。

1.クローズアップ現代(7月3日)のまとめ〜自衛権に関わる憲法解釈変更について

【集団的自衛権に関する従来の政府見解】

ベトナム戦争下の昭和47年(1972)、集団的自衛権の行使は憲法上許されないという解釈を、日本政府(田中政権)は初めて示した。
以降、中曽根、鈴木、小泉など、時の総理大臣によって、同じ見解がたびたび国会の場で示されてきた。

【安倍政権による新たな政府見解】

集団的自衛権による武力行使は解釈上、限定的に容認できるという解釈変更を、今回安倍政権は閣議決定した。その上で、以下の限定要件を示した。これら3つの要件がすべて満たされた場合に限って、武力行使は合憲であるとしている。

  1. 日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が派生し、日本の存立が脅かされ国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合
  2. これを排除し日本の存立を全うし国民を守るために他に適当な手段がないこと
  3. 必要最小限度の実力を行使すること

政府はあくまで安全保障政策の根幹をなす、「専守防衛」、「武力行使は自衛のために限る」という方針に変わりはないとしている。しかし、今回の閣議決定では、自衛隊の任務がどこまで拡大するのか、具体的なことは示されなかった。時の政権が総合的に判断する、としている。

【菅官房長官の発言ポイント】

  • 他国を守るための戦争には参加しない。
  • 今回の解釈変更によって、抑止力が高まることを狙いとしている。
  • 「日本と密接な関係にある他国」とは同盟国である米国は該当する。米国以外ついての判断は、その時々の政権に委ねる。
  • 新3要件によって、武力行使への「歯止め」は保証されている。
  • 新解釈に沿って「すきまのない法制度」をつくるべく、新たな法案を今後国会に提出する。

2.定義(ウィキペディア)

自衛権
自衛権とは、急迫不正の侵害を排除するために、武力をもって必要な行為を行う国際法上の権利であり、自己保存の本能を基礎に置く合理的な権利である。国内法上の正当防衛権に対比されることもあるが、社会的条件の違いから国内法上の正当防衛権と自衛権が完全に対応しているわけでもない。他国に対する侵害を排除するための行為を行う権利を集団的自衛権といい、自国に対する侵害を排除するための行為を行う権利である個別的自衛権と区別する。

集団的自衛権
集団的自衛権とは、ある国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利である。その本質は、直接に攻撃を受けている他国を援助し、これと共同で武力攻撃に対処するというところにある。

3.感想

武力行使の新3要件を読む限り、武力行使の歯止めが保証されているとは考えにくい。「密接な」、「根底から」、「明白な」、「適当な」、「必要最小限度」といったあいまいな表現が多く、政権による裁量の余地があまりにも大きすぎる。米国からの協力要請があった場合、日本政府がそれを拒否できるだろうか。多分できないだろう。実効性のある歯止めをかけることができるかは法律の条文次第だが、これまでの動きからすると期待薄。

現在の議論から少し距離をおいて白紙ベースで考えるなら、個人的には(この問題についてはまったくの素人の感想として)、以下のような「歯止め」も有効だと思うのだが・・・

  • 集団的自衛権による武力行使は、国連決議による軍事行動・平和維持活動に限って参加できるものとする。(米国単独の要請では参加できない)
  • (今でもそうなっているんだろうとは思うが)国会による事前承認を要する。その場合、過半数ではなく、3分の2もしくは4分の3以上の賛成を必要とする。
  • シーレーン防衛については、個別的自衛権の範疇に含めることで軍事行動を合憲とする余地をつくる。
  • 個別的もしくは集団的自衛権による武力行使に関わらず、先制攻撃は例外なく違憲とする。
  • 以上の方針は、憲法の解釈変更ではなく、憲法改正の手続きを踏むことで国民の合意とする。

・・・あ〜っ、肩凝ってきた。

(第40回)

【追記】
7月13日放映のNHKスペシャル「集団的自衛権 行使容認は何をもたらすのか」を視聴する。
集団的自衛権行使容認の背景に、米国政府からの要請があることは、クロ現ではあまり触れられていなかった点だ。
東アジア、例えば朝鮮半島有事の際に、米軍に協力して、今まで以上に積極的な軍事的役割を自衛隊に果たしてもらいたいというのが米国政府の本音のようだ。「協力」、「連携」、「統合」いった耳あたりのよい言葉が使われているが、事実上、米軍主導の軍事行動の一翼を担うということだろう。日米の国益が一致する限り、それでも問題はないのかもしれない。しかし、たとえ同盟国であっても異なる国である以上、国益が一致しない事態も起こりうるだろう。その時、日本の政治は自国の都合を優先して行動できるだろうか。

With Loving Memories of Dr. Mark Sunkett
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アリゾナ州立大学で20年余にわたって教鞭を取り、アフリカンミュージックの教育と啓蒙に大きな足跡を残した、Dr. Mark Sunkettを偲んで。


(第39回)

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