フェニックスとラスベガス間を4人乗りプロペラ飛行機で往復する機会があった。片道およそ2時間のフライトだ。
フェニックスとロサンゼルスを結ぶ国道10号から少し北に上がったところに、一本の大きな水路がジグザグと東西に走っているのが見えた。あれは何ですか、とパイロットのロブさんに訊くと、セントラル・アリゾナ・プロジェクトだよという。カリフォルニアとの州境を流れるコロラド川から水をひいて、フェニックスのみならず、はるかツーソンにまで供給しているという。まさにアリゾナの命綱だ。
フェニックスの水道水は、その多くをコロラド川に頼っているとは聞いていたが、実際どのように水をひっぱってきているのか初めて知った。
セントラル・アリゾナ・プロジェクト