人は長年生きてくると、その顔、面構えに人となりが凝縮して現れてくるとよくいわれる。
今日偶然Youtubeのビデオでみたふたりの面構えに思わず魅せられて、そのことを考えさせられた。サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム(Ivica Osim)と、片岡鶴太郎。ふたりとも、まずその眼力に引き込まれる。そして年をとっても引き締まった頬のライン。
やや斜に構えたユーモアのセンスと(経験に裏打ちされたゆるぎない)自信がにじみでてくるような表情で、オシムはインタビューに応える。
問)香川への不安について・・・
”ドルトムントでは最高のプレイをしていたが、大きな何かが失われてしまった。だが彼は大丈夫だ。復活したらさらに輝きを増すはずだ。天国に行く経験もなかなかできないが、地獄から帰ってくるのも貴重な経験だ”
問)ワールドカップまであと8ヶ月。日本代表のやるべきこととは・・・
”アウェーでの試合は良い経験になるだろう。ポイントは勝つ習慣を身につけることだ。自信は、勝利からしか得られない”
問)あなたにとってサッカーとは何ですか・・・
”時間泥棒だね。人生のすべてをサッカーに使ってしまったよ”
(第19回)